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こんにちは、歯科医師の飯坂です! 本日は普段、歯科医院ではあまり聞きなれない口腔がんについてお話をしたいと思います。 メディアの影響で口の中にも癌ができるということを、ご存知になったかたも多いのではないでしょうか? 口腔がんは「口の中にできるがんの総称です。」 歯以外のどこにでもできる可能性がありますが、最も多いものは舌にできる癌です。 発生しやすい人の傾向としては、60代以降の高齢者や男性といわれておりますが、昨今では女性や若者にも増えているといわれているので、油断はできません。現在はおよそ30年前に比較して3倍の患者数になっています。(国立がん研究センターがん対策情報センター、2016年) また先進国では日本のみ、口腔・咽頭がんでの死亡者数が増加傾向にあります。(WHO Mortality Database) 治療方法は外科的な治療(切り取る)が基本となります。小さければ術後の障害が少なく、再発や転移も少なく、日常生活に困ることもありません。しかし、ある程度の大きさになってしまうと、しゃべりづらさ、飲み込みづらさ、見た目の問題も出てきます。 そのため早期発見がとても大事です!! ★セルフチェック★ あてはまるなら要注意です! □ 口の中にできもの、触って硬いしこり、白くなっている部分がある。 □ 口内炎が2週間たっても治らない □ 抜歯したキズがなかなか治らない □ タバコを1日40本以上吸っている (もしくは1日本数×喫煙年数が600以上) (1日20本を20年であれば20×20=400となります) □ お酒を毎日多量に飲む □ 合わなくなった被せものや入れ歯を放置している □ 歯周病があるといわれたことがある □ 歯並びがわるく、舌や頬などをよく噛んでしまう 口の中は、自分でも鏡でみることのできるところですよね! 舌(特に舌の側面)や歯茎を自分でみて、チェックしませんか? 歯茎の裏側や、のどの方は自分ではみることができませんので、歯科医院での定期健診をうけて粘膜のチェックをしてもらいましょう!! 胃がんや肺がんと違って、口腔がんはセルフチェックが容易にできるので、比較的早期発見ができると思います。しっかりチェックして怖い病気に備えましょう!
2021-03-12 17:37:20
山口歯科医院ブログ | コメント(0)