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こんにちは、看護師の山口です。 新型コロナウイルスが蔓延し、緊急事態宣言も出され収束までにはまだまだ時間がかかりそうですね。ワクチン接種も始まりました。みなさんの安心材料が増えるといいですね。また、花粉症で辛い時期にもなりましたね。いかがお過ごしですか? そういえば、歯科医院に半年以上行ってない、歯ぐきが腫れる、血が出る、歯がぐらつく等の症状がある方。持病のある方、健康に気をつけている方に特に知ってもらいたいお話です。 今回は『お口からはじめる感染症対策』についてお話します。最後までお付き合いください! 毎年次々と出現する新しいウイルス、今は新型コロナウイルス、変異ウイルスに脅かされている私たち。対策として手洗い、うがい、マスク、アルコール消毒、そして栄養と休息などの体調管理は習慣付いていると思います。もうすこし踏み込んで、ウイルスに対してみなさんにぜひおすすめしたいこと、それは『ていねいな歯みがき』なんです! まずはウイルスがどのようにして体内に入り込むのか、少し分かりやすく質問形式でお話します。 Q1.口に入ってしまったウイルスをうがいで防ぐって…入ってきた時点でアウトでは? A.そんなことはありません!ウイルスをうがいで追い出すのは重要な防御法です。 口の中に入ったウイルスがのどの粘膜細胞に取り付くまでにはタイムラグがあります。 ウイルスは生きた細胞に入り込まないと生きられず、細胞の中でしか仲間を増やせません。 ウイルスが粘膜細胞のレセプター(受容体)に吸着すると増殖が始まりまるのですが、通常の喉の粘膜の細胞は豊富な粘液で覆われていてこの粘液が邪魔をするのでウイルスが細胞のレセプターに吸着しようとしてもなかなか吸着できないのです。 この機を逃さずガラガラうがいをすると凶悪なウイルスを追い出せます。 「外から帰ったら必ずうがいをしましょう」というのはこういう理由からなのです。 Q2.では、うがいなど感染予防をしているのにウイルスに感染してしまうのはなぜ? A.この粘液による防御作用が弱くなってしまう場合があります。思わぬ伏兵、それは歯周病菌です!歯周病菌がたくさんいるお口は、歯周病菌の出す毒素が歯茎を腫らしたり、細胞のレセプターを保護しているのどの粘液の層を破壊し、ウイルスが体内に入るのを手助けします。 歯周病菌とウイルスの関わりはこれだけではありません。歯周病菌の出す毒素はウイルスの持つ「細胞の入口を開ける鍵」をパワーアップさせてしまい、感染しやすい環境を作ります。 Q3.こんなに恐ろしい歯周病菌に対して、自分でもはじめられる対策があったら教えてください。 A.もっとも効果的なのは「歯みがき」。プラーク(細菌のかたまり)を歯ブラシでしっかり落としましょう。その際、薬剤入りの歯みがき剤を使うとさらに効果的。いつもなんとなくの歯みがきから、丁寧な歯みがきを心掛けて歯周病を予防しましょう。 また、普段から歯科医院に通って歯周病菌の巣といわれる歯石を取るクリーニングを受け、歯みがき指導を受けているといざというときに違いがでます。 おわかりいただけましたか? 今、世の中をこまらせている新型コロナウイルスや、様々な感染の予防には、お口や全身の免疫が十分に働くようにしておくことが重要です。お口の中が清潔でないと身体の免疫力も低下するってことですね。言い換えれば、お口の中が汚いと感染しやすいという事です。 これからは今までの感染対策に加えて、毎日丁寧な歯みがきを中心としたセルフケアと歯科医院でしか落とせない歯石を取るプロフエッショナルケアで清潔なお口を保ち、感染予防を強化してみませんか? ✨歯周病も感染症。心筋梗塞、脳卒中、糖尿病、低出生児など様々な病気の原因菌です。 当院は歯周病菌のいるお口を赤ちゃんのような菌のいないお口の状態にしてしまうスーパー歯科衛生士が所属しています。自費の治療になりますが、本気で向き合いたい方、まずはホームページをご覧ください! ご家族みんな健口で、健康な身体を維持しましょう。
2021-03-02 08:18:00
山口歯科医院ブログ