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年末年始のお休みについて

こんにちは。いつもご来院ありがとうございます。
当院は2023.12.29〜2024.01.04までお休みを頂きます。
その間、痛みや腫れなどにより緊急を要する方は歯科休日応急診療所へお願いします。
歯科休日応急診療所
診療時間:日曜・祝日・12/31・1/1〜1/3
午前10:00〜12:00  午後1:00〜5:00
所在地:伊勢市八日市場町13-1 伊勢市福祉健康センター別棟
電話番号:0596-27-0829

2023-12-18 14:55:41

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妊婦歯科検診について

妊娠すると「歯が悪くなる」とよく聞くと思います。
これは本当のことなのです。
妊娠中は虫歯や歯周病菌が増えやすい条件が揃うので
歯痛に悩んだり歯茎を晴らす方が少なくありません。
歯科治療で使われる麻酔やレントゲンなど赤ちゃんに大丈夫かな?
と歯科受診を躊躇しているうちにトラブルがますます悪化してしまったら…
安心して治療を受け十分に栄養を摂って元気な赤ちゃんを産んでほしいから
妊婦さんにぜひ読んで頂きたいです。
 
妊娠中はつわりで歯が磨きにくくなったり、食の好みがガラリとかわり
一度に食べられないので間食が増えたり虫歯菌が喜ぶような変化が
お口の中に起きやすくなります。
妊娠してから歯茎が腫れやすくなり歯磨きをすると血が出ます。
それは歯肉炎になっているからだと思います。
 
なぜ妊婦さんは歯周病になりやすいかというと、胎児が元気に育つように
体を変化させる女性ホルモンが増えます。
歯周病菌の仲間にはこのホルモンを栄養源とするものがいて
盛んに増殖して活発に活動します。
そのため妊娠中は歯周病の初期症状「歯肉炎」になりやすく症状が進行しやすいのです。
歯周病の炎症は低体重児出産(早産)に関連すると言われています。
 
意外と多い親知らずのトラブルは歯茎が腫れやすく虫歯も進行しやすい為、
急に親知らずが悪化して抜く羽目になる方が意外と多いんです。
将来、妊娠を希望する方は親知らずは抜いておきましょう。
 
歯科の局所麻酔やレントゲンや薬など赤ちゃんへの影響は大丈夫か心配になりますよね?
麻酔はお産にも使用される時と同じ麻酔薬です。
歯科のレントゲンは放射線量が少ないため大丈夫です。
赤ちゃんの為にも痛みのストレスを我慢しないで下さい。
悪化する前に受信するほうが小さな治療で終わります。早めの受診をおすすめします。
また、歯磨きが丁寧にできない場合など体調の良いリラックスタイムに1日1回でも良いので丁寧に歯磨きをしましょう。
下を向いて、ツバがが口の中にたまらないように歯磨きすると嘔吐感が刺激されにくく磨きやすいです。ぜひ試してみてください。
 
それも無理な場合、食後に強めに「ブクブク」したりキシリトールガムを嚙んだりして
辛い時期を乗り切りましょう。
 
妊娠すると体に様々な変化が起こりますが口の中も例外ではありません。
普段とは様子の違う口の中を自分ひとりで守っていくのはなかなか難しいものです。
妊婦歯科検診を受け、これをきっかけにかかりつけの歯科医院をもちましょう。
信頼できる歯科医院をもてばご自身のお口はもちろんこれから始まる子育ての中で、お子さんの口の中の健康を守るための大きな支えにもなるでしょう。
 
 
 

2021-05-14 13:21:00

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細菌について

 
 こんにちは!歯科衛生士の野村です。だんだんと暖かくなってきて春らしくなって来ましたね。

今回は歯磨きのターゲットはこの細菌たち!をタイトルとしてお話しさせて頂きます。
虫歯を防ぐなら、虫歯菌の頑丈な棲家であるバイオフィルムがターゲット。
歯周病を防ぐなら、歯周ポケットに溜まるプラークがターゲットになります。
厚生労働省の調査によると、日本人の約95%が毎日歯磨きを行なっているそうです。
約7割の方が1日二回以上磨いています。
毎日歯磨きを行なっているにもかかわらず、虫歯が出来たり歯茎が腫れたりなど、何かしらお口のトラブルを抱えてみえる方がいます。
そこで今回は歯磨きの目的を今一度確認し、目的達成のために何をしたら良いのかを解説していきます。
歯磨きの目的はズバリ『悪さをする細菌を減らす事』です!
歯科の病気で悩まれる代表的な物は、虫歯と歯周病ですがこの二つはそれぞれ性質が違い、くっつく場所もしつこさも違います。
ターゲットを狙い除去率をあげるには、まず敵を知ることが必要だと思います。
バイオフィルムは、細菌がつくる丈夫な菌膜で排水管のヌメヌメの仲間。歯にベタベタくっつく。
殺菌剤が入りにくく細菌の楽園なので、熟成して強固にくっつくまで3〜4日かかるので、歯ブラシで擦り1日一回は除去する事が必要です。
プラークは、バイオフィルムまでのしつこさは無いが、歯と歯茎の間にできた歯周ポケットに溜まりやすい。軽石状で穴ぼこだらけの歯石に入り込むと歯ブラシでは除去できず、歯周病菌が炎症を引き起こす原因になるので、歯科医院で歯石ごと除去してもらいましょう。
歯周病とは、歯の健康に大きな被害をもたらすのが、歯周ポケットなら中に潜む歯周病菌。
歯周病菌の出す毒素が歯茎や歯、支える骨に炎症を起こし歯周病を引き起こします。
一晩で約1000倍に増殖するので、日々の除去は必須です。空気が苦手で奥へ奥へと隠れたがるため、除去はなかなか厄介になります。
虫歯菌とは、歯面にくっついたバイオフィルムの丈夫な膜をシェルターとし、中に立て籠もり繁殖します。
砂糖が大好きで、盛んに食べては酸を排泄するため、バイオフィルムの中は酸で一杯になります。
この酸が歯を溶かして虫歯が出来ます。
虫歯と歯周病菌では、性質も好む場所も違うため、毎日の歯磨きや定期的な歯医者さんでの歯のクリー二ングがいかに必要になってくるか、少しでも理解して頂けたらと思います。

2021-04-02 18:40:10

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口腔がんチェック

こんにちは、歯科医師の飯坂です!
 
本日は普段、歯科医院ではあまり聞きなれない口腔がんについてお話をしたいと思います。
メディアの影響で口の中にも癌ができるということを、ご存知になったかたも多いのではないでしょうか?
口腔がんは「口の中にできるがんの総称です。」 歯以外のどこにでもできる可能性がありますが、最も多いものは舌にできる癌です。
発生しやすい人の傾向としては、60代以降の高齢者や男性といわれておりますが、昨今では女性や若者にも増えているといわれているので、油断はできません。現在はおよそ30年前に比較して3倍の患者数になっています。(国立がん研究センターがん対策情報センター、2016年)
また先進国では日本のみ、口腔・咽頭がんでの死亡者数が増加傾向にあります。(WHO Mortality Database)
 
治療方法は外科的な治療(切り取る)が基本となります。小さければ術後の障害が少なく、再発や転移も少なく、日常生活に困ることもありません。しかし、ある程度の大きさになってしまうと、しゃべりづらさ、飲み込みづらさ、見た目の問題も出てきます。
そのため早期発見がとても大事です!!
 
★セルフチェック★ あてはまるなら要注意です!
□ 口の中にできもの、触って硬いしこり、白くなっている部分がある。
□ 口内炎が2週間たっても治らない
□ 抜歯したキズがなかなか治らない
□ タバコを1日40本以上吸っている
(もしくは1日本数×喫煙年数が600以上)
(1日20本を20年であれば20×20=400となります)
□ お酒を毎日多量に飲む
□ 合わなくなった被せものや入れ歯を放置している
□ 歯周病があるといわれたことがある
□ 歯並びがわるく、舌や頬などをよく噛んでしまう
 
口の中は、自分でも鏡でみることのできるところですよね!
舌(特に舌の側面)や歯茎を自分でみて、チェックしませんか?
 
 
 
歯茎の裏側や、のどの方は自分ではみることができませんので、歯科医院での定期健診をうけて粘膜のチェックをしてもらいましょう!!
 
胃がんや肺がんと違って、口腔がんはセルフチェックが容易にできるので、比較的早期発見ができると思います。しっかりチェックして怖い病気に備えましょう!
 

2021-03-12 17:37:20

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お口からはじめる感染症対策について

こんにちは、看護師の山口です。
新型コロナウイルスが蔓延し、緊急事態宣言も出され収束までにはまだまだ時間がかかりそうですね。ワクチン接種も始まりました。みなさんの安心材料が増えるといいですね。また、花粉症で辛い時期にもなりましたね。いかがお過ごしですか?
そういえば、歯科医院に半年以上行ってない、歯ぐきが腫れる、血が出る、歯がぐらつく等の症状がある方。持病のある方、健康に気をつけている方に特に知ってもらいたいお話です。

今回は『お口からはじめる感染症対策』についてお話します。最後までお付き合いください!
毎年次々と出現する新しいウイルス、今は新型コロナウイルス、変異ウイルスに脅かされている私たち。対策として手洗い、うがい、マスク、アルコール消毒、そして栄養と休息などの体調管理は習慣付いていると思います。もうすこし踏み込んで、ウイルスに対してみなさんにぜひおすすめしたいこと、それは『ていねいな歯みがき』なんです!

まずはウイルスがどのようにして体内に入り込むのか、少し分かりやすく質問形式でお話します。

Q1.口に入ってしまったウイルスをうがいで防ぐって…入ってきた時点でアウトでは?
A.そんなことはありません!ウイルスをうがいで追い出すのは重要な防御法です。
口の中に入ったウイルスがのどの粘膜細胞に取り付くまでにはタイムラグがあります。
ウイルスは生きた細胞に入り込まないと生きられず、細胞の中でしか仲間を増やせません。
ウイルスが粘膜細胞のレセプター(受容体)に吸着すると増殖が始まりまるのですが、通常の喉の粘膜の細胞は豊富な粘液で覆われていてこの粘液が邪魔をするのでウイルスが細胞のレセプターに吸着しようとしてもなかなか吸着できないのです。
この機を逃さずガラガラうがいをすると凶悪なウイルスを追い出せます。
「外から帰ったら必ずうがいをしましょう」というのはこういう理由からなのです。


Q2.では、うがいなど感染予防をしているのにウイルスに感染してしまうのはなぜ?
A.この粘液による防御作用が弱くなってしまう場合があります。思わぬ伏兵、それは歯周病菌です!歯周病菌がたくさんいるお口は、歯周病菌の出す毒素が歯茎を腫らしたり、細胞のレセプターを保護しているのどの粘液の層を破壊し、ウイルスが体内に入るのを手助けします。
歯周病菌とウイルスの関わりはこれだけではありません。歯周病菌の出す毒素はウイルスの持つ「細胞の入口を開ける鍵」をパワーアップさせてしまい、感染しやすい環境を作ります。


Q3.こんなに恐ろしい歯周病菌に対して、自分でもはじめられる対策があったら教えてください。
A.もっとも効果的なのは「歯みがき」。プラーク(細菌のかたまり)を歯ブラシでしっかり落としましょう。その際、薬剤入りの歯みがき剤を使うとさらに効果的。いつもなんとなくの歯みがきから、丁寧な歯みがきを心掛けて歯周病を予防しましょう。
また、普段から歯科医院に通って歯周病菌の巣といわれる歯石を取るクリーニングを受け、歯みがき指導を受けているといざというときに違いがでます。


おわかりいただけましたか?
今、世の中をこまらせている新型コロナウイルスや、様々な感染の予防には、お口や全身の免疫が十分に働くようにしておくことが重要です。お口の中が清潔でないと身体の免疫力も低下するってことですね。言い換えれば、お口の中が汚いと感染しやすいという事です。
これからは今までの感染対策に加えて、毎日丁寧な歯みがきを中心としたセルフケアと歯科医院でしか落とせない歯石を取るプロフエッショナルケアで清潔なお口を保ち、感染予防を強化してみませんか?


✨歯周病も感染症。心筋梗塞、脳卒中、糖尿病、低出生児など様々な病気の原因菌です。
当院は歯周病菌のいるお口を赤ちゃんのような菌のいないお口の状態にしてしまうスーパー歯科衛生士が所属しています。自費の治療になりますが、本気で向き合いたい方、まずはホームページをご覧ください!
ご家族みんな健口で、健康な身体を維持しましょう。

2021-03-02 08:18:00

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歯並びとお口のトレーニングについて



あけましておめでとうございます✨歯科衛生士の村野です。
年末年始はいかがお過ごしでしたか?
さて、今日は歯並びについてのお話をしていきたいと思います。
歯並びというのは、実は歯のみで決まるのではなく、周りにある舌や唇の力にも影響されることはご存知ですか?
例えば、歯の生え変わり時期のお子さんの場合、舌で気になる歯をずっと触っていたりすることがあるかと思います。その場合、舌の位置が悪くなり、いつも歯に圧がかかってしまうことになります。そうすると、歯は前へ前へと押し出されていってしまいます。
 


【こんな癖ありませんか?チェック項目⚠️】

乳歯が抜けた部分など、気になる所を常に歯で触っている。
飲み込む時に舌を前歯の裏に押し付けて飲んでいる。
飲み込む時に唇や頬にぎゅっと力を入れている。
唇をよく噛む。
唇をよく巻き込む。
お口をいつもポカンとあけている
お口で息をしている。
爪噛みの癖がある。
頬杖など日常的な姿勢が悪い。
 
などなど、他にもたくさんあります。当てはまる項目はありませんでしたか?
こうした日常的な癖は、歯にかかる舌や唇の力のバランスを崩し、歯並びに良くない影響を与えることがあるのです。
 


【歯は舌と唇にはさまれて存在します❗️】

「人という字は、互いに支えあって〝人〟となる」なんて言葉がありますが、歯並びも実は同じです。
歯は綺麗なアーチ状に生えるのが当たり前だと思われがちですが、そのアーチは歯と接している唇や舌の筋肉から加わる力の支え合いによって生まれているものなんです❗️
言い換えれば、歯は舌と唇の力がバランスよく釣り合うところへ動き、並んでいきます。
そのため例えば、唇の力が弱くていつもお口をポカンとあいていたり、舌で歯を押していたりすると、その影響で歯が動き、出っ歯になってしまうということです。
 


【あなたの舌はどこにある?】

歯に加わる力のバランス、ひいては歯並びを乱す原因となりやすいのが舌です。
今、舌の先はお口の中でどこに触れていますか?
上顎の天井付近ですか?それとも前歯でしょうか?
舌の正しい位置は、リラックス時に舌が上顎の天井につきつつ、舌の先は前歯に触れていないか、触れたとしてもほんの軽く触れるくらいの位置が理想です。
日常的に舌がこの位置にあることがとても大切です。
 


 

【やってみよう❗️舌のトレーニング】

●スポットポジション(舌の先の正しい位置を知るための訓練)
①「なにぬねの」と発音した時、舌の先が上の前歯の少しうしろの位置に触れると思います。
そこが〝スポット〟と呼ばれる位置です。鏡を見ながらスティック(棒)をスポットに当てて位置を確認します。
②では、舌の先をスポットに当てます。舌の先は丸めないようにしましょう。
 その位置でできるだけキープしてみて下さい。(1分キープを1日数回行う)


●舌を鳴らすトレーニング(舌を上に持ち上げる筋肉を鍛える訓練)
①舌の先をスポットにつけます。
②そのまま舌全体を上顎に吸い上げ、ポンと音を鳴らします。(30回連続で鳴らす)
 


このような簡単なトレーニングを続けていくだけでも舌の筋肉がつくので、舌を上顎に上げやすくなります。
当院では、お子さんに対してこのようなトレーニングを一緒に行いながら歯並びを予防していく矯正を行っています。
 
ご興味のある方は、ぜひスタッフまでお問い合わせ下さい
 

2020-12-25 18:12:01

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顎関節症について

 こんにちは! 歯科助手の北村です
寒さが厳しくなり、朝起きるのが辛い時期になってきましたね。


 
今回は『顎関節症』についてお話ししたいと思います。

顎関節症とは、顎が痛い・口が開かない・口を開けると音がするなど、顎関節に異常が起こってくる病気です。
そしてそれも、筋肉痛・ねんざ・クッションのズレ・骨の変形の4タイプに分けられます。
では早速、ご自分がどのタイプなのか見てみましょう!


「筋肉痛タイプ」・・・顎関節を動かす筋肉の炎症が、痛みや口の開きにくさを引き起こしているパターン
このタイプは口を開けた時に痛みがある・片頭痛・頰がだるい 重い・頰が腫れぼったい・顔が歪むなどの症状があります。 
顎関節付近の側頭筋と、咬筋と言う口を動かしたり咀嚼したりするのに必要な筋肉のどちらか、あるいは両方が緊張して炎症を引き起こし、張りやコリとなっている状態です。

「ねんざタイプ」・・・関節を包む組織に炎症が起こっているパターン
関節には、骨の他に軟骨や靭帯、関節包といった組織があり、このタイプはその組織に無理な力がかかって痛めている状態で、口を開けた時に痛みがあるなどの症状があります。
 

 
「クッションのズレタイプ」・・・顎関節には口を開け閉めする時に骨同士が直接ぶつかるのを防ぐ、”関節円板”というクッションのような組織があります。
しかしこのクッションが口を開けた時に、前にズレてしまうのが症状となってきます。
このタイプは2つの「ポキポキ音が鳴るパターン」と「口を開けると引っかかったように開かないパターン」があります。
ポキポキという音は、前にズレた関節円板が元の位置に戻る時に出る音で、人によっては痛みがある場合とない場合も。
もう1つのパターンは、口を大きく開けようとすると痛みが出ます。前の方にズレた
関節円板が骨と骨の間に詰まって戻れず、顎の動きがそこで止まってしまうのです。

・「骨の変形タイプ」・・・口を開けようとすると痛みがあったり、引っかかるような感じがする、関節からザラザラと擦れるような音がするという症状があり、特に中高年の方に多いタイプです。
これは先ほどのクッションのズレや加齢などによって軟骨が薄くなって、骨同士が直接ぶつかり骨が変形してしまうというものです。
 

 
 さて、このように人によってタイプの違う顎関節症ですが、複数の要因が重なって起こることが多く、歯ぎしりやストレス、日常生活の中での無意識な癖が負担になっていることも。
皆さん痛みや音を気にせず口を開けるようになりたいですよね。しかし、傷ついた関節を完全に元の状態に戻すことはできません。「痛みを和らげる」「口を開けやすくする」などが、治療の目的になってきます。歯医者さんにかかりながら、毎日のストレッチやマッサージを続けていくことが大切です。

 顎関節症は放置するほど改善しにくくなるものです。
皆さんも毎日の習慣に気をつけて、口が開きにくくなってしまったり痛みが出てしまう前に、「もしかして・・」と思ったらかかりつけの歯医者さんに相談しましょう!!
 

2020-12-23 18:28:13

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歯周病は口の中だけの問題ではない!

こんにちは☀️
歯科衛生士の出口です。
いよいよコートなしでは暮らしていけないほどの寒さになってきましたね。☃️

さて、今日は歯周病についてのお話しをしていきたいと思います♪
みなさん、歯周病は口の中だけの問題だと思っていませんか?
実は歯周病は全身に悪影響を与えるとても怖い病気なんですよ。

歯周病と特に関連の深い病気とその内容
動脈硬化とそれに伴う脳梗塞・心筋梗塞
⇨進行した歯周病では、炎症を起こした歯茎から、たくさんの歯周病菌が血管に入り込みます。
それをからだの白血球が食べ、その死骸が血流を阻害して、脳梗塞や心筋梗塞の原因となりうると考えられています。
動脈硬化を起こした患者さんの血管内を調べると、重度の歯周病にかかっている方からは病原性の高い歯周病菌が検出される割合が、そうでない方に比べて高かったのです。
糖尿病
⇨歯周病になった歯茎では、炎症が起こっています。進行した歯周病の場合、そこから炎症性物質がからだに入り込み、血糖値を低下させるインスリンの働きを邪魔します。そのため、糖尿病が悪化しやすくなると言われています。
しかし、歯周病治療をすると糖尿病も改善することもわかっていますので、糖尿病の方は歯科医院での歯周病治療を強くお勧めいたします。
誤嚥性肺炎
⇨誤嚥性肺炎には歯周病菌を含めたお口の細菌が関係すると言われています。歯周病になってお口の中に細菌が増殖している状態だと、誤って肺に入り込む細菌の量も必然的に多くなります。
介護施設で専門家の口腔ケアを受けているかたは、そうでない方と比べると、発熱・肺炎発症・死亡の率が低いことがわかりました。その差は約1/2でした。
早産・低体重児出産
⇨歯周病が胎児に及ぼす影響は昔から研究されてきました。歯周病の起こした炎症が体内に出産を促す環境をつくってしまったり、歯周病菌が子宮の内部に感染して早産を促してしまうというパターンが考えられています。
歯周病にかかっている妊婦さんはそうでない妊婦さんに比べ早産・低体重児出産のリスクが約2倍になります。
つわりで歯磨きがしづらくなるので歯周病にもかかりやすく、悪化しやすいのです。

このように、歯周病は全身の健康に大きく関わってくる怖い病気です。
日々のケア(歯磨きとフロッシングなどの補助清掃道具を使っての掃除)を怠らず毎日しっかりと行うこと、歯科医院での定期的なクリーニングを受けることは歯だけでなく全身の健康を守るとこにも繋がります。

2020-11-11 13:37:13

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初期むし歯対策ガム

こんにちは。歯科衛生士の大西です。夏の暑さも薄れ、涼しくなってきましたね。風邪を引かないように体調管理をしっかり行いましょう!
 
今回の内容は初期むし歯対策ガムのPOs-Ca F についてお話します!
 

 
みなさん「グリコ」と聞いて何を思い浮かべますか??
キャラメルやチョコレート、ビスケット、どれもそうですが、
今歯科で注目されているのが初期むし歯対策ガム、POs-Ca Fです!
 
まず、ポスカFとはどんなガムか?
再石灰化作用を促進し、初期むし歯を予防・改善するガムです。
 
 
むし歯は、ある日いきなりポコッと穴が開くわけではなく、
歯のエナメル質と言う表面からリン酸とカルシウムが溶けだして中身がもろくなり、
表面が抜け落ちてしまうと、穴の開いたむし歯になります。
 
初期むし歯は「歯の表面に穴が開く一歩手前の状態」の事です。
見た目では、歯の表面の一部が白っぽい斑点のようですが、顕微鏡画像でみると、中身がスカスカになっています。
この状態を放っておくと、穴の開いたむし歯になりかねません。
穴が開くと、削って詰める治療が必要となります。でも、初期むし歯の段階なら、
再石灰化により健康な状態に戻せるケースが多いのです。
 
再石灰化とは、溶けだしたリン酸とカルシウムが再び歯の中に戻る現象です。
一方、リン酸とカルシウムが唾の中に溶け出す事を脱灰と言います。
難しそうにみえますが、の脱灰と再石灰化は私達のお口に中で常に繰り返されている事です!
 
脱灰の原因となるのが、飲食後にむし歯菌が作る酸や、酸性度の高い飲食物の酸です。
再石灰化をしてくれるのは、私たちの唾です。通常なら脱灰、
再石灰化の割合は釣り合っているので歯は溶けていきません。
でも、再石灰化より脱灰の割合が多い状態が続くと、
どんどん歯の中身がスカスカになり、そのままだとむし歯になってしまいます。
脱灰より再石灰化の割合が多い状態を保つには、歯磨きをしたり、食習慣を変えることが大事です。
しかし、それとは別のアプローチとしてグリコ独自のカルシウム素材(POs-Ca成分)とフッ素により
初期むし歯の再石灰化を促進するのがPOs-Ca Fなのです!
ポスカFは2粒20分がオススメ!
これはポスカFの効果が最も効率的に発揮されるかみかたです。
普通に唾が出る人が2粒20分かむと唾中のカルシウムとリン酸の割合が歯に働く
黄金比の濃度になるようにPOs-Ca成分が配合されています。
「味が薄くなるから20分も噛めない…」という心配はご無用。
一度かんでみるとわかりますが、ものすごく味が長持ちします。
ペパーミント、マスカット、ストロベリーの3種類があるので20分なんてあっという間です。
 
当院での購入も可能ですのでみなさんぜひ試してみてくださいね!
 
 

2020-10-16 13:22:25

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歯磨き材について

こんにちは!歯科助手の上井です。
夏の名残もだんだんと薄れ、朝晩はすごしやすくなってきましたね。
 
さて、今回は歯みがき剤についてお話ししたいと思います。
 
 
みなさん「フッ素」がむし歯予防に効果があると聞いたことはありますか?
フッ素は自然界のなかに広く存在する天然成分で、身近な食品、たとえばお茶、海藻、魚介類などに多く含まれています。
 
まず、フッ素の効果をご紹介します。

  • 歯の再石灰化を促進すること
  フッ素の助けで酸に溶けた歯が再石灰化(修復)されるのが速くなります。
  • むし歯菌の活動を抑えること
  フッ素の抗菌作用がむし歯菌の活動を抑え込みます。
  • 歯質を固く丈夫にすること
  フッ素の助けで再石灰化(修復)された歯は、もとの歯より硬くなります。
大きく分けてこの3つがあげられます。
 
じつはこのフッ素、日本の歯みがき剤ではこれまで1,000ppmF以下(フッ素濃度約0.1%)の濃度で配合するように決められていました。
・・・が!
1,500ppmF(フッ素濃度0.15%)を上限とする歯みがき剤の発売が認可されました。
※日本では歯みがき剤メーカーの自主基準として「6才未満のお子さんには毎日の使用を控えていただく」という制限があります。
当院でもお子さんにフッ素を塗っていますが、衛生士がお口の状態を確認し、定期的な頻度で行っておりますので、ご安心ください。
 
現在、フッ素配合歯みがき剤の国内シェアは約90%!
ほとんどの方が使ってみえるのではないでしょうか。
このシェア率が上がるほどむし歯の本数も減っているという統計があります。
毎日歯みがきをすることで、予防の恩恵を受けていますね!
 
さらにフッ素の効果を引き出せるように「使い方」を覚えておいて下さい。
まずは毎日フッ素配合歯みがき剤を毎日使いましょう!食事ごとに溶けている歯を守りましょう。
また、フッ素はお口のなかに長く留まるほどよく働いてくれます。寝る前に使って下さい。就寝中は唾液が減るので、フッ素が唾液に流されず効果が上がりやすいです。
せっかくの高濃度フッ素を流してしまわないように、歯みがき後のすすぎは最低限で大丈夫です。せっかくの高濃度フッ素をすすいで捨ててしまってはもったいないですよ!
すすぎが少なくてすむジェルや、すすぎが必要ない洗口液もあります。フッ素がお口にとどまりやすく効果もアップします!
 
ご自身に合った歯みがき剤選びに迷ったら、ぜひ当院で聞いて下さいね。
ご自身に合ったものでしっかり予防していきましょう!

2020-09-25 13:13:52

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